マムルーク朝の文書を実際に読みながら、文字や書式について学ぶ演習形式のセミナーです。
マムルーク朝文書研究セミナーのご案内
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)では、基幹研究「『記憶』のフィールド・アーカイビング:イスラームがつなぐ共生社会の動態の解明」(代表:野田仁)事業の一環として、2023年1月28日(土)と29日(日)にマムルーク朝文書研究セミナーを開催します。研究で文書を扱う方や今後扱いたいと考えている方を中心に、広くイスラーム史を研究される方のご参加をお待ちしております。ただし、アラビア語の授業を行う場ではありませんのでご注意ください。また、本セミナーは科研費・基盤研究(C)「中世エジプト環境変動期の村落社会と地方行政」(代表:熊倉和歌子)の研究会との共催となります。
本セミナーの講師は、現在東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所外国人共同研究員として来日中のオマル・アリー先生です。最初に、講義形式でマムルーク朝の文書資料の伝世状況、文書史料へのアクセスの方法、文書研究の現状といった基礎知識を押さえた後に、文書の読解に入っていきます。扱う文書は、可能なかぎり、ハラム文書、聖カテリーナ修道院文書などの中から受講者の関心に即した内容のものを取り上げる予定です。
セミナーへの参加資格として、アラビア語の読解力があることを条件といたします。
参加を希望される方は、12月08日(木) までに下記のフォームにてご登録ください。こちらから、セミナーで用いる資料をメールアドレス宛に送付いたします。参加費は無料です。また、遠方からの参加者で、学生と研究費を持たないポスドクの方には旅費の支出も検討しますので、ご相談ください。
日時 | 2023年1月28日〜29日(2日間) |
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場所 | 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階304(マルチメディア会議室) |
形式 | 対面形式 |
講師 | オマル・アリー(ソハーグ大学准教授/東京外大AA研外国人共同研究員) |
使用言語 | アラビア語 |
対象 | アラビア語の読解力がある方 |
募集人数 | 15名程度 |
登録フォーム | 登録締め切り:2022年12月08日(木) こちらからご登録ください。 |
問合わせ | 熊倉和歌子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) kumakura[at]aa.tufs.ac.jp ※ [at]を@に変えてお送りください。 |
共催 | 基幹研究「『記憶』のフィールド・アーカイビング:イスラームがつなぐ共生社会の動態の解明」(代表:野田仁); 科研費・基盤研究(C)「中世エジプト環境変動期の村落社会と地方行政」(代表:熊倉和歌子);共同利用・共同研究(外国人客員共同研究型) 「マムルーク朝時代のエルサレムにおける遺贈戦略と国家の対応:ハラム文書コレクションの解読」 |
1月28日(土) | |
10:00-12:00 | 趣旨説明・講師および参加者の自己紹介 |
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13:00-15:00 | 文書読解1 |
15:30-17:30 | 文書読解2 |
1月29日(日) | |
10:00-12:00 | 文書読解3 |
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13:00-15:00 | 文書読解4 |
15:30-17:30 | 補足・総合討論 |
報告書:荒井 悠太 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 研究員)
笹原 健 (京都大学大学院文学研究科 修士課程)
山下 智也 (九州大学大学院 人文科学府 歴史空間論専攻 修士課程)