期間 | 2020-2022年度 |
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研究代表者 | 高尾 賢一郎(AA研ジュニアフェロー) |
AA研所員 | 飯塚 正人,小倉 智史 |
共同研究員 | 相島 葉月,岩倉 洸,岡崎 弘樹,小林 周,山根 聡,横田 貴之,和崎 聖日,渡邊 祥子 |
本研究では、現代におけるムスリム知識人の様態を、北アフリカ・中央アジア・西アジア・南アジアを事例に、彼らの交流を通して築かれたネットワークにも注目して検証する。ムスリム知識人については、公職を務めるウラマーやスーフィー教団の導師などを中心に、伝統的な宗教知の担い手として描かれる向きが強く、ネットワークについては、宗派・学統・運動組織・血縁のつながりが分析の軸となってきた。本研究ではこれを踏まえつつ、ムスリム知識人の現代性と多様性を、当該地域・国のナショナリズムを含めた政治・社会動態との関連を通して描き出す。