近年の東南アジアにおいて人口増や経済成長にともない急速に進む乱開発や自然環境の劣化への懸念や関心が高まっています。これまで熱帯雨林や珊瑚礁など豊かな生態環境を有する土地として知られてきたボルネオ島もその例外ではありません。
本ワークショップでは開発研究や文化人類学、霊長類学などを専門とする日本人およびマレーシア人研究者を招いて、ボルネオ島北部サバ州およびその周辺地域における自然(生態)環境と人間社会との関係の現状について報告していただき、また同時に自然と人間との共存の可能性や課題、そこで文化や現地の価値観の果たす役割等のトピックについて検討し、討議しました。
日時 | 2008年10月9日(木) 15:00-20:00 |
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場所 | AA研マルチメディア会議室(304) |
15:00-15:10 | Opening Remarks by Ikuya Tokoro (ILCAA, TUFS) |
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15:10-15:50 | Presentation by Mary Sintoh (Institute for Development Studies: IDS Sabah) “Practices of the Indigenous Communities in Sabah towards Conservation of the Environment” |
15:50-16:30 | Presentation by Noko Kuze (Graduate School of Science, Kyoto University) “The Possibility of the Co-existence of Orangutan and Human in Sabah: Ecology and Conservation of Orangutan” |
16:30-16:40 | Tea Break |
16:40-17:20 | Presentation by Katsumi Okuno (J.F.Oberlin University) “Fear of the Thunder God’s Anger: Men and Animals among the Penan of Sarawak” |
17:20-18:00 | Discussion Time |
* The presentation will be given in English.