日時 | 2013年6月13日(木) 14:00-15:00 |
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場所 | AA研マルチメディア会議室(304) |
使用言語 | 英語 |
参加費無料、事前申し込み不要(どなたでも参加できます。) |
- ジャンルカ・パオロ パロリン (AA研外国人研究員、カイロ・アメリカン大学法学部助教)
- 「エジプトの新憲法とシャリーア」“Shari’a in Egypt’s New Constitution”
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本報告では、エジプトで2012年に採択された新憲法について 、そのシャリーアとの関係性を検討する。
まず2011年の変動以前のエジプトにおける、国家とイスラームとの関係について簡単に触れた後、新憲法におけるシャリーアに関連する条項についての交渉過程について述べ、続いて、新しい条項の中身を、以前の最高憲法裁判所の法体系とのヘーゲル的関係という観点から分析する。
なかでも詳述するのは、第2条への注釈(第219条を新たな制定)という複雑な結節点についてである。
最後に、アズハルへの諮問の義務化がどのようなインパクトをもったのか、新たな取り決めにおける影響力に考察を加える。
事例研究としては、その中でスクーク法(イスラーム債券法)論争も取り上げる。
関連するリンク: 本報告と同じテーマの論文(SSRNウェブサイト)
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2251346
報告者の所属先(AUC)での紹介
http://www.aucegypt.edu/fac/Profiles/Pages/GianlucaParolin.aspx