日時 | 2006年7月21日(金) 18:00-20:00 |
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場所 | 明治大学リバティタワー1階リバティホール 千代田区神田駿河台1-1 |
使用言語 | 日英同時通訳つき |
主催 | 日本学術振興会人社プロジェクト「地域研究による『人間の安全保障学』の構築」 明治大学軍縮平和研究所 中東イスラーム研究教育プロジェクト |
入場無料、参加自由、事前登録不要 |
趣旨説明 | 黒木 英充(AA研教授) |
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講演 | マスウード・ダーヘル(レバノン大学教授/AA研フェロー) 「イスラエルによる対レバノン戦争の真の動機」(日本語通訳付き) |
コメント | 酒井 啓子(東京外国語大学大学院教授) 臼杵 陽(日本女子大学文学部教授) |
司会 | 佐原 徹哉 (明治大学政治経済学部助教授) |
7月12日から開始されたイスラエル軍によるレバノン攻撃は、ヒズブッラーによる人質作戦への反撃をきっかけとしつつ、猛烈な速さで展開してレバノンに対する全面的な武力行使の姿を見せています。これにより、多くの市民が殺傷されるのみならず、内戦後15年にわたって築き上げられたレバノンの社会基盤が根底から破壊されようとしています。一方で、イスラエルはガザのパレスチナ政府に対してもハマース打倒のために猛攻を加えています。これらはアメリカの「対テロ戦争」をイスラエルが下請けしているものといえますが、果たして今後の中東に安定した秩序をもたらすでしょうか。むしろシリアからイランまでを含めた地域全体が大混乱の崖っぷちに立っているのではないでしょうか。
こうして中東のみならず地球全体に深刻な影響を及ぼしつつある今回の軍事行動について、滞日中のレバノン人研究者による分析を中心に、中東全体と欧米・日本を視野に入れながら総合的に考える機会を提供します。
当日会場には約300人の参加者がありました。