Date / Time | 16 January 2010 (Sat.) 9:45-18:10 17 January 2010 (Sun.) 10:00-19:20 |
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Venue | Crowne Plaza Hotel,Hamra,Beirut |
For further Information | contact Housam DARWISHEH workshop.iraq2010[at]gmail.com (Please change [at] to @) |
イラク戦争から七年が経った。治安情勢はある程度落ち着きを見せたものの、戦後のイラクは未だ経済的にも社会的にも、不安定な状態が続いている。政治的には、2010年3月に、三度目の国政選挙が予定され、現マーリキー政権の四年間の政治運営に関して民意が問われることとなっている。国内の治安悪化を反映して大量に国外に逃れたイラク人難民の存在、宗派間対立、地方・中央関係、石油政策を巡る問題など、イラクが抱える喫緊の未解決の問題に加えて、イラク人というアイデンティティーそのものが、根幹から問われている。
こうした問題を捉えて、2010年1月16-17日、ベイルートにて国際ワークショップ「イラクの将来:社会、経済、政治における諸問題」を開催します。イラク国内外のイラク人研究者を含め、難民問題、石油経済政策、イスラーム主義運動の動向、教育問題、現代イラク文化について、多種多様なパネルを設定、各分野の専門家を招聘し、報告および討議を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
本国際ワークショップは、以下の共催にて実施されます。
- 中東研究日本センター、ベイルート(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所「中東イスラーム研究教育プロジェクト」)
- 文部科学省科学研究費補助金基盤研究 [A]「現代中東・アジア地域における紛争・国家破綻と社会運動」(代表者 酒井啓子)
- 文部科学省 世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業「中東とアジアを繋ぐ新たな地域概念・共生関係の模索」